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福島民報紙面から 展望です2019.11.16

 市の部3連覇が懸かるいわきは中学生に県内トップ級の選手がそろう。距離の長い区間は蛭田雄大(東邦銀行)ら経験豊富な社会人を配置した。総合力の高さで史上最多14度目の栄冠に挑む。
 5年連続市の部2位の郡山は7年ぶりの優勝に照準を合わせる。国体少年B3000メートル優勝の2区藤宮歩(学法石川高1年)ら実績のある選手を並べた前半で先行し、主導権を握りたい。
 昨年、市の部で8年ぶりの3位に食い込んだ福島市の戦力が充実している。中学生は県中体で上位入賞した選手が多い。学法石川高の主力選手も擁し、14年ぶりの王座奪回を視野に入れる。
 会津若松も選手層が厚い。前半で先頭に食らいつければ3年ぶりの王者が手に届く位置にいる。バランスの取れた布陣の須賀川、前半の高校生が充実する二本松、大学生が強力な田村なども上位をうかがう。
 町の部は昨年総合2位の石川が4連覇と総合優勝を狙う。エントリー選手は1人を除き中高生。男子は県高校駅伝9連覇の学法石川高勢、女子は東北中学駅伝3位の石川中勢がけん引する。5年連続2位の会津美里は男子の県、東北中学駅伝を制した高田中勢が中心。長距離区間にも実力者を配し、6年ぶり2度目の王者を目指す。
 矢吹は男女とも東北中学駅伝に出場した矢吹中勢ら、伸び盛りの若手が多い。優勝経験がある三春、猪苗代も力がある。 村の部は経験豊富な選手をそろえた泉崎が3年連続12度目の制覇を狙う。高校生、社会人を中心に隙のないオーダーとなりそうだ。昨年2位の西郷は東日本女子駅伝代表の三科文(西郷一中3年)、矢内楓恋(日大東北2年)を登録し、5年ぶりの優勝杯を見据える。
 中島は主力の高校生や社会人が並ぶ前半で、良い流れをつくれるかが初優勝への鍵。3年前の覇者・平田、中高生の女子に力がある天栄なども注目だ。
 本県は2011(平成23)年3月の東日本大震災、東京電力福島第一原発事故に続き、今年10月の台風19号による水害でも多くの市町村が被害を受けた。53チームの力走が、古里再生の活力となる。

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